ノベルティグッズとしてのクッションの特徴と選ぶときに重要なポイント

ノベルティグッズとして何を使うかで悩んだときに候補に挙げてみると良いのがクッションです。ノベルティグッズとしてどのような特徴を持っているのでしょうか。ノベルティとしてどんなクッションが使えるのかを紹介します。

また、実際に使うときに知っておきたい選び方のポイントや、発注するときの一般的な相場などを把握しておきましょう。

クッションとしてメジャーなのは二種類

クッションとして流通しているアイテムは多岐にわたっていますが、ノベルティグッズとしてよく用いられているものは二種類に分けることができます。最もメジャーなのが一般的なクッションで四角形の生地に綿を詰めたものです。

大きさとしては40cm×40cmくらいのサイズのものがよく用いられています。これはノベルティとして効果を発揮してもらうためには消費者に使ってもらうことが重要になるからです。また、20cm×20cmくらいの小型のクッションもノベルティには頻繁に用いられるようになりました。

40cmほどの大きさになると持ち運びにくいという難点があり、イベント会場などで配布すると消費者に持って行ってもらえる可能性が下がってしまうからです。同じ考え方でクッションの中に詰める綿の量を減らしてコンパクトにしたり、圧縮袋に入れて配布したりする工夫も行われるようになってきています。

綿の量を減らす方法はクッションの単価を下げられるメリットがある反面、安物という印象を与えてしまってしまうリスクがあるのも確かです。圧縮袋に入れる方法はコストがかかるものの、現物を展示しておけば確かな質感があるとわかるのでよく用いられています。

もう一つの種類が折りたたみクッションシートです。ノベルティグッズとしては比較的新しいジャンルで、流通量も一般的なクッションに比べると少ないことから消費者が興味を持ってくれる可能性が高いのが魅力でしょう。

携帯性が良いのでイベントなどでも持ち帰ってもらいやすく、見た目は平面形なので印刷面も広く取ることができます。綿の量も少なくて良いことから単価も比較的安くてノベルティにしやすいのもメリットです。ただし、折りたたみクッションシートは使用頻度という観点からは日常的に使ってもらえるかどうかがわからないというデメリットもあります。

主に外出時に使うものと考えている人が多いので、持ち帰った後ですぐにしまわれてしまうリスクもあるのです。人気のノベルティグッズになっているので、他社のものと比較されて使われない結果に終わる可能性もあるでしょう。

ノベルティとして使うときにはいかにして魅力を付与するかを考えて作ることが大切です。

一般的なクッションはバリエーション豊富

一般的なクッションは製造されてきた歴史も古く、ノベルティグッズとして使いやすい安価な既製品も多数流通しています。形状も四角形のものだけでなく、円形や円筒形などの様々なものがあり、サイズにもかなりのバリエーションがあるので差別化を図りやすいでしょう。

また、使用できる素材も豊富にあり、充填する綿の種類や量も選ぶことが可能です。ノベルティを作るときには名入れをするのが一般的ですが、その方法にもバリエーションがたくさんあります。クッションの一面に大きなロゴマークを入れることもできれば、中央や角のところにワンポイントでロゴ入れをすることも可能です。

クッションの色をブランドカラーにしてしまい、タグでロゴや社名などを入れるという方法もあります。プリントする以外にも刺繍によって名入れをする選択肢もあり、名入れによってオリジナリティーを出すのも難しくはありません。

また、完全にオリジナルのクッションを受託製造している業者も多数あります。自社キャラクターの形を使ったクッションを作りたい、抱き枕にできるようなクッションをノベルティにしたいなどといった様々な要望に応えてくれるので、独自性が高く、販促効果も期待できるクッションを手に入れられるでしょう。

既製品に名入れをするのに比べると単価は高くなりましが、大ロットで発注すれば比較的安く作ることができます。

折りたたみクッションシートのメリットとは

折りたたみクッションシートは既製品の種類もまだあまり多くはありません。色については多数の選択肢がありますが、生地、サイズなどについては若干のバリエーションがあるだけです。オリジナルのクッションシートの制作を手がけている業者も少なく、グッズとしての性質上、形状などでオリジナリティーを出すのが難しい傾向があります。

ただ、名入れの仕方一つで見た目が大きく変わるので他社との差別化を図ることは比較的容易です。クッションシートは単価が安いので量産しやすく、大勢の消費者に配布できるイベントを企画しているときに特に向いているでしょう。

無料でもらえるなら使ってみたいという消費者も多いので、オリジナルクッションシートをプレゼントと宣伝広告に記載するだけで高い集客効果を期待できるのもメリットです。

相場がどのくらいかを知っておこう

ノベルティを制作するときに重要なのがコストパフォーマンスの高さを試算することです。そのためにはクッションの相場がどのくらいかを知っておく必要があります。一般的なクッションの相場は300円から1200円くらいです。

既製品に小さなロゴを印刷するだけのものを大ロットで発注すればもっと安くできますが、100円を切るようなことはあまりないでしょう。完全オリジナルのものにすれば1200円以上もしてしまうこともあるので気をつけなければなりません。

一方、折りたたみクッションシートの場合には100円から300円が相場になっています。安価なものは商品単価が100円を切っているので、大ロットで発注すればさらに安くできる可能性もあるでしょう。

「ノベルティの納期が早いことを重視するなら」

発注先の業者はどのようにして選ぶのが無難か

クッションを発注しようと考えたときに重要なのは、方針に合ったサービスを提供している業者を選ぶことです。既製品に簡単な名入れをするだけで安く作りたいと思ったら、大手で大量仕入れをしているところを選んだ方が安上がりでしょう。

一方、独自のノベルティグッズに仕上げたいという場合にはオリジナルグッズを扱っていたり、デザイナーを抱えていたりする業者に相談した方が無難です。また、対応できるロット数や使える生地の素材などにも業者ごとに違いがあります。

一般的なクッションでも折りたたみクッションシートでも、既製品を使わないときには業者の選定を慎重に行うのが賢明です。