ノベルティを調達して販売促進を行いたいというときに、明日にでも準備が必要だということもあります。イベントに突然招待されてしまったときや、ノベルティの手配を忘れていたときなど、様々なシチュエーションが想定可能です。
このようなときには納期が早いことを重視する必要がありますが、どのような方針を立てて手配したら良いのでしょうか。
既製品に名入れで済ませるのが基本
ノベルティは販促効果なければ意味がないため、基本的にはロゴマークなどの名入れを行います。納期を早くするためには基本的には既製品に簡単な名入れをしてもらうことで手配するのが基本です。ノベルティグッズを総合的に扱っている業者でラインナップを見てみると、既製品だけでも十分に豊富な選択肢があるとわかるでしょう。
一般的な文房具や生活用品、日用品などであれば安価なものはほとんど候補として挙げられます。ノベルティグッズの専門業者なら名入れの費用も比較的安く、納期も短いことが多いので急ぎのときには有力な候補です。ノベルティとしてどのようなものを選びたいかをよく考えた上で、取り扱っている業者に問い合わせてみましょう。
名入れの方法についても納期を重視して考える必要があります。刺繍などの時間がかかるものは避けなければならず、基本的には既製品に直接プリントする形を選ぶのが無難です。ただ、紙袋などのように印刷してから組み立てる必要がある場合には納期が長くなってしまいがちなので注意しましょう。
タオルやTシャツなどのように既製品に対してそのままプリントできるものを選び、版を作らなくても印刷できるインクジェット方式で対応できる業者を選ぶと短納期で手に入れることができます。業者によって対応できる名入れの方法にも違いがあるので、状況に応じて業者を吟味することも肝心です。
在庫が多い業者を選ぼう
ノベルティは数十個あれば十分ということもあれば、数万個といった単位で集めなければならないこともあります。一般的には小ロットの方が納期を早くすることができ、数十個程度なら即日で納品してもらえることも珍しくありません。
短い納期にできるかどうかを分けるポイントとして大きいのが、業者がどれだけ既製品の在庫を抱えているかです。できるだけ大量の在庫を抱えている業者を選んで発注するのが大切で、大手ほど在庫が多い傾向があるのは覚えておくと良い点でしょう。
また、ノベルティとして何を使うかにあまりこだわりがないのなら、在庫が多いものを選んで名入れをしてもらうというのも効果的です。たまたま他社から発注があって在庫が少ないということもあるので、よく相談した上で何をノベルティにするかを検討しましょう。
具体的な相談をするには電話をするのが手っ取り早い方法です。メールやオンラインフォームで問い合わせができる業者も多いですが、すぐに電話をかけて納期がどのくらいになるかを聞いてみるのが賢明と言えます。
複数業者からの確保も検討しよう
本当に大量のノベルティが必要だというときには一つの業者が抱えている在庫だけでは足りないこともあります。大手の場合には製造業者と提携していて、製造業者が持っている倉庫の在庫を全て提供できることもありますが、それでも不足してしまうこともあるでしょう。
このような際の方針として重要なのが複数業者から確保することです。既製品の場合には複数の業者が全く同じものを取り扱っていることがよくあります。製造業者の在庫に加えて、各業者が倉庫在庫として抱えているものを合わせると同じノベルティをかなりの数まで確保できるでしょう。
新たに生産してもらうよりも早く多数のノベルティを調達できる方法として魅力的です。また、納期を短縮するという目的でも複数業者からの確保という方針が役に立ちます。小ロットなら即日で対応できるけれど、大ロットになると数週間かかってしまうケースは珍しくありません。
その際に短納期で対応できる範囲内で複数業者に依頼すれば、合わせてみるとかなりの数を菓舗できます。既製品で在庫があるなら基本的には名入れをするのに時間がかかってしまうのが納期が延びる原因です。業者によってキャパシティには違いがあるという点を考慮し、比較的たくさん生産できる業者をいくつか選んで発注するのが合理的でしょう。
名入れをしないというのも手段の一つ
納期が延びてしまう原因として名入れに時間がかかるということを知っていると、名入れをしないという方針も立てられるでしょう。既製品を大量に調達してしまい、自前でロゴマークなどを入れて配布することもできるのです。
例えばボールペンなどの文房具ならシールを貼って名入れすることもできるでしょう。シールにロゴマークを印刷するだけなら社内でもすぐにできる場合が多く、それが難しくても専門の印刷業者に依頼すれば即日か翌日には手に入れられるのが一般的です。
ティッシュの場合には宣伝広告のチラシを挟み込むということもできるでしょう。かなりの大ロットになっても問題ないので本当にすぐにノベルティを調達する必要があるときには有用な方法です。シールやチラシなどを利用するときには、イベント会場などでスタッフにシールを貼ってもらったり、チラシを折り込んでもらったりすることもできます。
イベントの合間を利用してノベルティに仕立て上げてもらう方法はよく用いられていて、アルバイトを雇って行うことも可能です。必ずしも事前に全て準備しておく必要がないと考えるとメリットが大きい方法だと考えられるでしょう。
相見積もりをする上で重要な点
ノベルティを調達するときには相見積もりをすることがよくあります。相見積もりをするとコストを最小限にできるだけでなく、短納期で手に入れることも可能なのがメリットです。ただ、納期を早くするために相見積もりをしたいと思ったときには注意しなければならない点があります。
見積もりを取得するまでに時間がかかってしまうとノベルティの手配に余計な日数がかかってしまうでしょう。即日で見積もりを出してもらえる業者を厳選して相見積もりをするのが賢明な方針です。あまり細かなところまで詰めていると時間がかかってしまうので、重要点を最初に絞り込んでおいた上で比較検討するのも重要と言えます。
安さや納期のバランスを考えて方針を定めておきましょう。